添加物を取らないメリットとは?できるだけ注意したい添加物も紹介
食品添加物はなるべく避けた方がよいもの、というイメージをもつ方は多いかもしれません。しかし、そもそも添加物は何のために使われているのか、具体的に気をつけるポイントは何か、よく知らない方も多いでしょう。
そこで本記事では、食品添加物について下記を中心にわかりやすく解説しています。
・そもそも食品添加物とは?
・添加物を摂らないメリット
・できるだけ注意したい添加物4選
・添加物を摂らないようにするには?
食品添加物を摂らない生活を無理なく続けるコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも食品添加物とは
食品添加物とは、食品の製造過程で、保存や加工を目的に食品に加えられる調味料や保存料、着色料などのことです。食品添加物の役割は、大きく4つに分けられます。
1.食品の腐敗や酸化による変色を防ぎ、食品を長持ちさせる
例)ウィンナーの保存料やワインの酸化防止剤など
2.食品に独特の風味や食感をもたせる
例)豆腐のにがりや麺類のかんすいなど
3.味や香り、見た目をよくしておいしさを演出する
例)ハムの発色剤や菓子パンの香料など
4.栄養成分を強化する
例)ジュースに加えられるビタミンなど
厚生労働省の報告では、日本人の平均的な食品添加物の摂取量は、1日摂取許容量を大きく下回るとされています。
1日摂取許容量とは、一生食べ続けても健康に問題がないと認められた1日あたりの摂取量のことです。この1日摂取許容量を元に、食品ごとの添加物の使用基準が決められています。
たとえば、ハムに使用されるソルビン酸の1日摂取許容量は、人間の体重1kgあたり0~25mgです。体重50kgの人の場合、1日摂取許容量は1,250mgで、1日あたり625gのハムの量に相当します。
日本人は1日平均11.6gのハムを食べるとされているので、ソルビン酸の1日摂取許容量には到底届かないことがわかります。
添加物を摂らないメリット
添加物を摂らないことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。2つのメリットを紹介します。
添加物によるリスクを低減できる
1つ目のメリットは、添加物による健康リスクを減らせることです。
国内で添加物として使用できるものは、基本的に安全性が認められています。決められた使用基準や使用量に沿って製造されたものであれば、健康への影響は少ないと考えられます。
しかし、安全性については単一の添加物ごとに調査しているため、複数の添加物を摂取した場合の検査は十分ではないという指摘もあります。
このため摂取する添加物の種類や量は、できるだけ少ない方が安心といえます。
食品の味わいがよく感じられるようになる
2つ目のメリットは、食品本来の味を感じられるようになることです。
添加物は、食品をより魅力的にするために使われています。このため食品が本来もつ以上の味や香りがついており、普段から添加物を含むものを食べている場合、濃い味や風味に慣れてしまっている可能性があります。
添加物の含有量が少ない食品を食べ続けてみると、素材そのものの味に気づき、細やかな味の変化を感じやすくなるはずです。
できるだけ注意したい添加物4選
添加物には明確な使用基準が設けられているため、過剰に避ける必要はありません。とはいえ、摂りすぎには気をつけておきたい添加物を4つ紹介します。
亜硝酸塩(ナトリウム)
亜硝酸塩(ナトリウム)は、食品の黒ずみを防ぐための発色剤として使われます。
亜硝酸塩を含む食品は、下記のようなものがあります。
・食肉加工品(ハム、ソーセージ)
・魚肉ソーセージ
・いくら
亜硝酸塩は強い毒性があり、過剰摂取によって発がん性や下痢、嘔吐の危険性が指摘されており、アメリカではベビー食品への使用が禁止されています。
アスパルテーム・アセスルファムK
アスパルテーム・アセスルファムKは、人工甘味料としてカロリーオフといった標記のある食品に多く使われています。
砂糖の約200倍の甘さがあるため、砂糖と置き換えることで摂取カロリーが低減されるからです。
アスパルテーム・アセスルファムKを含む食品は、以下の通りです。
・炭酸飲料
・ノンアルコール飲料
・低カロリー食品
過剰摂取によって、がんや認知症、鬱病などに影響するとの指摘があります。
タール系色素
タール系色素は着色を目的として食品のみならず、医薬品や化粧品などにも使われています。
タール系色素を含む食品は、下記のようなものがあります。
・菓子、アイス類
・ジャム
・漬物
不妊症や胎児に影響を及ぼす可能性が指摘されているため、妊婦や子どもは摂取を避けた方が安心です。日本では安全とされていますが、海外では使用禁止となっている国もあります。
ソルビン酸
ソルビン酸は腐敗を防ぐ保存料として数多くの食品に使用されているため、摂取する機会が多い添加物のひとつです。
ソルビン酸は、下記のような食品に含まれています。
・食肉、魚肉製品
・弁当類
・乳酸飲料
・漬物、佃煮
過剰摂取によって、発がん性や発育不良、免疫障害といったリスクにつながると指摘されています。
添加物を摂らないようにするには
添加物はあらゆる食品に含まれるため、すべてを避けるのは難しいことです。
しかし、添加物が多く含まれる食品を知り、選ばないようにするなど、普段の行動を変えることで摂る量を減らすことはできます。
ここでは、なるべく添加物を摂らないための方法を紹介します。
甘いものやお菓子・ファストフードを控える
市販のお菓子やファストフードなど、手軽に安く買えるものは添加物を多く含む傾向にあります。
こういった添加物の量が多いと明らかにわかる食品を控えることが、摂取量を減らすための近道といえます。
できるだけ自炊をする
外食や弁当は、どのような添加物がどれだけ入っているか確認できません。このため、意識しないうちにたくさんの添加物を摂っている可能性があります。
添加物の少ない食材と調味料を使って自炊をすれば、安心して食事ができます。さらにハムやウィンナーは下ゆでして調理するといった工夫を加えることで、よりいっそう、添加物の軽減につながります。
原材料表示をチェックする
パッケージに書かれた「原材料表示」から、添加物をチェックするのもひとつの方法です。
原材料表示では、重量の割合の多いものから順に記載されており「/」のあとには添加物が表示されています。つまり「/」のあとにたくさん書かれていれば、それだけ多くの添加物が使われている証拠です。
まずは原材料表示を確認することで、添加物を意識できるようになりますよ。前述したできるだけ注意したい添加物(亜硝酸塩・アスパルテーム・タール系色素・ソルビン酸)だけでもチェックしてみてくださいね。
添加物を摂らない生活を無理なく続けるコツ
せっかく無添加生活を心がけても続かないともったいないですよね。続いては、添加物を摂らない生活を無理なく続けるコツを紹介します。
外食のときは気にしない
外食では、どんな原材料や添加物を使っているのかを知ることは難しいです。メニューにすべてが書かれていることは少ないですし、店員さんに細かく聞くのも気が引けます。
このため、外食のときは気にし過ぎずに「食事を楽しむ」ことに重きをおきましょう。
どうしても気になる場合には、ファストフードなど明らかに添加物が多いお店を避けたり、添加物の使用量が少ないお店を事前に調べたりしておくとよいですね。
まずは調味料から変えてみる
無添加生活を始めようとして、一気に食べるものすべてを変えるのは大変です。そのため、まずは味噌や醤油、みりん、塩など毎日使う調味料から無添加のものに切り替えてみましょう。
無添加の調味料を使うことで、特別な調理をしなくても食材本来のおいしさに気づけるようになるはずです。
無添加食品を扱うスーパーで購入する
無添加食品を多く取り扱うスーパーで買い物をするのもおすすめです。
買い物の度にすべての食品の原材料表示をチェックするのは面倒なもの。無添加食品をメインに扱うスーパーであれば、過度に気をつけなくても安心安全な食品を気軽に購入できます。
「こだわった食品を置いているスーパーが近くにない」というときは、パントリー&ラッキーのようにオンラインで購入できるところもあるので、ぜひ活用してみてください。
無添加食品ならパントリー&ラッキー
食品添加物は、食品ごとに使用基準や使用量が決められており、平均的な摂取量は安全基準を下回っているといわれています。しかし、数多くの添加物が無数の食品に含まれているため、知らず知らずのうちに摂りすぎている可能性もあります。
食品添加物を避けることは、影響を指摘されている健康リスクを低減することにつながります。「調味料から変えてみる」「無添加食品を扱うスーパーで買い物をする」など、できることからはじめて無理なく続けていくのがポイントです。
パントリー&ラッキーは、食(おいしい)は愛(うれしい)をコンセプトに、食品添加物や農薬を極力使わない本物の食品を届けるスーパーマーケットです。徹底的に品質にこだわり、厳選した商品を実店舗とオンラインショップにて販売しています。
添加物を使用していない調味料や加工食品も多数取り扱っています。
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という方は、ぜひパントリー&ラッキーのこだわり無添加食品を試してみてくださいね。