添加物の多い食品8選|安全性やできるだけ避けたい添加物一覧も紹介
加工食品やお菓子など多くの食品に含まれている添加物。体に悪いイメージがあることから「添加物の安全性を知りたい」「できるだけ避けたいけど、何を避ければよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、添加物について下記を中心にわかりやすく解説しています。
・添加物の役割や安全性
・添加物の多い食品8選
・できるだけ避けたい添加物一覧
・添加物を減らすためにできること
添加物の正しい知識をつけて、食品選びの参考にしてくださいね。
添加物の役割
添加物とは、食品の製造から加工、保管のために使用される保存料、着色料、香料などの総称です。
添加物の主な役割は次の4つです。
1.微生物の増殖や酸化を防ぐ
2.味や香り、見た目をよくする
3.コシやなめらかさなどの食感を出す
4.ビタミンやミネラルなどの栄養成分を補う
手軽に買えるコンビニ弁当や、災害時に助かる加工食品には添加物の存在が欠かせません。添加物は私たちの食生活を便利で豊かにするために重要な役割を果たしています。
添加物の安全性は?
添加物は、厳密な評価のもと厚生労働省が安全性を認めたものしか使用できません。
具体的には、専門家が人体に影響を与えない安全な量を調べて「1日に食べても大丈夫な量」を添加物ごとに算出しています。(これを「一日摂取許容量(ADI)」といいます。)
添加物は「一日摂取許容量」の範囲内で使われるので、基本的には安全だとされています。
ただし、安全性の評価は添加物単体で行われているため「複合的に摂取した場合の検証は不十分」との指摘があるのも事実です。
添加物の多い食品8選
ここからは、含まれる添加物の種類が多い食品を8つ紹介します。できるだけ添加物を避けたい方は、以下の食品の摂りすぎに注意してくださいね。
・カップ麺
・コンビニ弁当・おにぎり
・菓子パン
・ベーコン・ソーセージ・ハム
・ジュース・甘い飲みもの
・お菓子
・漬けもの(たくあんやキムチ、梅干しなど)
・明太子・たらこ
それぞれに使われている代表的な添加物やその役割を紹介します。
カップ麺
便利でおいしいカップ麺の秘密は添加物にあります。ひとつの商品に20種類程度使われています。
主な添加物
・アミノ酸(調味料)…うま味を与える
・かんすい…麺のなめらかさやコシ、風味、光沢を出す
・カラメル色素(着色料)…麺やスープの色を一定に保つ
・リン酸塩(結着剤)…保存期間を延ばす、食感をよくする
コンビニ弁当・おにぎり
コンビニ弁当やおにぎりは、使われる食材が多いほど添加物の種類が増える傾向にあります。なるべく添加物の摂取を減らしたい方は、シンプルなメニューのものを選ぶとよいでしょう。
主な添加物
・pH調整剤…腐敗や変色を防止する
・亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)…白くしてきれいに見せる
・リン酸塩(結着剤)…保水力を高め、食感をよくする
・ソルビン酸、安息香酸ナトリウム(保存料)…微生物の増殖を抑え、保存性を高める
菓子パン
安くて手軽に食べられる菓子パンにも、以下のような添加物が含まれています。
主な添加物
・塩化アンモニウム・硫酸カルシウム(イーストフード)…パンの発酵を促す
・臭素酸カリウム(パン生地改良剤)…生地のふくらみをよくする
・グリセリン脂肪酸エステル(乳化剤)…生地の伸びをよくする、ふんわり食感を保つ
また菓子パンの場合は、添加物のほかにショートニングやマーガリンに含まれるトランス脂肪酸や糖分も気になるところ。食べ過ぎには気をつけましょう。
ベーコン・ソーセージ・ハム
ベーコンやソーセージなどの加工品も、添加物の多い食品のひとつです。
見た目をよくするだけなく、肉のくっつきをよくしたり、臭いを抑えたりするためにさまざまな添加物が用いられています。
主な添加物
・アミノ酸(調味料)…うま味を与える
・リン酸塩(結着剤)…肉のくっつきをよくする
・コチニール・タール色素(着色料)…見た目をよくする
・亜硝酸ナトリウム(発色剤)…肉をきれいなピンク色にする、肉の臭いを抑える
なお、パッケージによく見かける「無塩せき」とは発色剤不使用を意味しています。調味料や保存料などが含まれていることがあるため「無塩せき=無添加」ではありません。原材料表示までしっかりと確認しましょう。
またパントリー&ラッキーでは発色剤などの添加物を使用していないベーコンやハム、ソーセージを販売しています。添加物が気になる方はぜひお買い求めください。
パントリー&ラッキーのハムソーセージはこちらジュース・甘い飲みもの
ジュースや甘い飲みものには、人工甘味料や着色料が使われていることが多いです。
人工甘味料は砂糖の何百倍の甘さがあるといわれ、シュガーレス・カロリーオフ商品には必ずといってよいほど含まれています。
主な添加物
・アセスルファムK、アスパルテーム(甘味料)…少量で甘みをつける
・カラメル色素、タール色素(着色料)…見た目をよくする
・安息香酸ナトリウム(保存料)…保存性を高める
人工甘味料の味に慣れてしまうと、食材本来の甘みを感じにくくなる可能性があります。人工甘味料を含んだジュースなどの飲み過ぎには注意しましょう。
パントリー&ラッキーでは添加物を極力使用していない、オーガニックなジュースをたくさん販売しています。添加物をなるべく避けたい方はぜひこちらからお買い求めください。
パントリー&ラッキーのジュースはこちらお菓子
お菓子のおいしさや鮮やかさにも添加物は欠かせません。スナック菓子からケーキなどの生菓子まで、食感や風味、色ツヤをよくするために使用されています。
主な添加物
・グリセリン脂肪酸エステル(乳化剤)…水分と油をすばやく乳化させる
・アスパルテーム、スクラロース(甘味料)…少量で甘みをつける
・カロテン色素、タール色素(着色料)…見た目をよくする
パントリー&ラッキーでは添加物を極力使用していないお菓子をたくさん販売しています。添加物をなるべく避けたい方はぜひこちらからお買い求めください。
パントリー&ラッキーのお菓子はこちら漬けもの(たくあんやキムチ、梅干しなど)
大量生産品の漬けものには、さまざまな添加物が使われている場合が多いです。減塩タイプには塩分を減らすため、さらに添加物が加えられていることがあります。
主な添加物
・ソルビン酸K(保存料)…カビや酵母を抑える
・タール色素(着色料)…色鮮やかに仕上げる
・アセスルファムK、スクラロース(甘味料)…少量で甘みをつける
・クエン酸、酢酸ナトリウム(酸味料)…酸味を与え、野菜の色を保つ
明太子・たらこ
明太子やたらこといった魚卵商品にも、黒く変色するのを防いだり、ぷりっとした食感を生み出したりするために添加物が使われています。
主な添加物
・ソルビット(甘味料)…水分を保ち、ぷりっとした仕上がりにする
・亜硝酸ナトリウム(発色剤)…見た目を鮮やかにする、変色するのを防ぐ
・ポリリン酸ナトリウム(結着剤)…弾力性や保水力を高める
できるだけ避けたい添加物一覧
ここでは、添加物のなかでもとくに使用基準が厳しく定められているものを中心に「できるだけ避けたい添加物」を一覧にしました。
「子どもには安心できるものを選びたい」「なるべく添加物を避けたい」という方はお買い物の参考にしてくださいね。
合成着色料
・タール色素(赤102、黄4など色のあとに数字が表示されているもの)
発色剤
・亜硝酸ナトリウム
甘味料
・アスパルテーム
・アセスルファムK
・スクラロース
酸化防止剤
・BHT、BHA
保存料
・ソルビン酸、ソルビン酸K
・安息香酸
防カビ剤
・OPP、TBZ
漂白剤
・亜硫酸ナトリウム
添加物を減らすためにできること
ここでは、添加物の摂取量を減らすためにできることを4つ紹介します。
・原材料表示をチェックするクセをつける
・加工度の低いものを選ぶ
・調理方法を工夫する
・無添加食品を取り入れてみる
それぞれを具体的に見ていきましょう。
原材料表示をチェックするクセをつける
原材料表示をチェックして添加物を確認しましょう。表示方法のパターンは3種類あり、原材料名と添加物が明確に区別されています。
添加物の表示方法
・「添加物欄」に表示
・原材料名のあとにスラッシュ「/」で区切って表示
・原材料名のあとに改行して表示
添加物は基本的に「物質名」で表示されますが、調味料や乳化剤、香料などは、一括表示が認められていて、何の成分が入っているかわからない場合もあります。どうしても気になる方はメーカーに問い合わせるしかありません。
加工度の低いものを選ぶ
加工度が高くなると添加物の量も増えるため、できるだけ加工されていない食品を選びましょう。
自宅で米を炊く場合は無添加ですが、コンビニの弁当やおにぎりのごはんには、保存料や酸化防止剤などが含まれます。さらに加工度の高い冷凍チャーハンには、調味料や甘味料、着色料などが加わり、添加物の量が増えてしまいます。
加工食品に頼りすぎず、栄養バランスを考えた食生活を心がけることが大切です。
調理方法を工夫する
加工肉やインスタントラーメンなどは、食べる前にひと手間加えることで添加物を減らせます。
・ベーコン、ソーセージ、ハム…熱湯で1分ゆでるか、15秒ほど振り払う
・インスタントラーメン…麺とスープは別に作り、麺のゆで汁は捨てる
・カップ麺…麺に入れたお湯は1分後に捨てて、入れ直す
どれも簡単にできるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
パントリー&ラッキーでは発色剤などの添加物を使用していないベーコンやハム、ソーセージを販売しています。添加物が気になる方はぜひお買い求めください。
パントリー&ラッキーのハム・ソーセージはこちら無添加食品を取り入れてみる
できるだけ添加物を避けたい方は、無添加食品を取り入れるのがおすすめです。
現在は製法や材料にこだわり「無添加」で作られている食品がたくさんあります。スーパーの商品棚を細かくチェックしたり、インターネットで検索してお気に入りの商品を見つけたりするのも楽しいですね。
パントリー&ラッキーでお買い物の方はこちら
無添加食品ならパントリー&ラッキー
添加物は「保存性を高める」「味や香りをよくする」などの役割があり、私たちの安全で豊かな食生活を支えています。
国の明確な基準があり、国民の添加物摂取量は「一日摂取許容量(ADI)」を大きく下回っていることから、健康へ悪影響は少ないとされています。
とはいえ、添加物の多いカップ麺やコンビニ弁当、お菓子などを過剰に摂取するのは避けたいものです。
「加工度の低い食品を選ぶ」「無添加食品を取り入れる」など添加物とうまく付き合っていきましょう。
パントリー&ラッキーは、食(おいしい)は愛(うれしい)をコンセプトに、食品添加物を極力使わない本物の食品を届けるスーパーマーケットです。徹底的に品質にこだわり、厳選した商品を実店舗とオンラインショップにて販売しています。
緑と赤の愛情マークは、添加物を最小限に抑えた食品の目印です。
・無添加食品を取り入れてみたい
・添加物の影響が気になる
・品質にこだわった商品を試したい
という方は、ぜひパントリー&ラッキーの無添加食品をチェックしてみてくださいね。