酸化防止剤ってどんな添加物?目的・効果や使われる食品、安全性を解説
ペットボトルのお茶やワインなど、さまざまな食品に含まれる酸化防止剤。食品の色や風味を保つためには欠かせない添加物ですが「そもそもどんな成分でできているの?」「安全性は大丈夫?」と思う方も多いでしょう。
そこで本記事では、酸化防止剤について下記を中心に解説しています。
・酸化防止剤とは
・酸化防止剤の目的と効果
・酸化防止剤の種類と含まれる食品例
・酸化防止剤の安全性は?
パントリー&ラッキーで買える酸化防止剤 無添加の食品も紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
添加物:酸化防止剤とは
酸化防止剤とは、その名の通り、食品の酸化を防ぐために使用される添加物の一種です。
食品が空気に触れ「酸化」が進むと、色や風味が変わったり栄養価が低下したりとさまざまな劣化が起こります。そういった食品の低下を防ぎ、品質の安定性を向上させるために使われるのが酸化防止剤です。
酸化防止剤は、食品の成分に変わって自身が酸化することで食品の酸化を防ぐ働きがあります。
酸化防止剤とビタミンCの違い
ビタミンCは、酸化防止剤の一種です。正式名称は「L-アスコルビン酸」といい、栄養強化の目的のほか、酸化防止剤として食品に使われることも多くあります。
栄養強化を目的とした場合は表示が免除されますが、酸化防止剤として使われている場合は「ビタミンC」もしくは「V.C」の表記が必要です。
添加物:酸化防止剤の目的と効果
酸化防止剤の使用目的・効果には、主に下記の3つがあります。
・食品中の油脂の色や風味の劣化を防ぐ
・果実加工品や漬物の変色や褐色化を防ぐ
・有害物質の生成を抑制する
それぞれをみていきましょう。
食品中の油脂の色や風味の劣化を防ぐ
サラダ油やバターなどの油脂は酸化すると、色が濃くなったり不快な臭いがしたりと見た目や風味が損なわれてしまいます。
酸化防止剤はそういった油脂の劣化を防ぎ、食品の色や風味を保つ効果があります。
果実加工品や漬物の変色や褐色化を防ぐ
果物や野菜も酸化しやすい食品のひとつです。りんごやバナナなどは、カットしたらすぐに茶色に変化してきますよね。
酸化防止には、変色を促進する酵素の働きを抑えることで果物や野菜が変色・褐色化するのを防ぐ役割があります。
有害物質の生成を抑制する
油脂類の場合、酸化が進むと過酸化物質などの体に有害な物質が発生します。過度に劣化した油を摂取すると、吐き気や嘔吐などの中毒様症状を招くことも。
酸化防止剤には、色や風味の劣化を防ぐだけでなく、酸化による有害物質の生成を抑制する働きもあるのです。
酸化防止剤の種類と含まれる食品例
酸化防止剤は具体的にどんなものがあるのでしょうか。それぞれよく使われる食品と合わせて解説します。
・L-アスコルビン酸
・トコフェロール
・カテキン
・亜硝酸ナトリウム
L-アスコルビン酸(ビタミンC、V.C)
L-アスコルビン酸(ビタミンC)は、デンプンを加水分解して得られるブドウ糖から作られた酸化防止剤です。
水に溶けやすいため、緑茶などペットボトル飲料にもよく使われています。
含まれる食品例)ペットボトルのお茶、果実加工品、漬物、そう菜、パンなど
トコフェロール(ビタミンE、V.E)
トコフェロールとは、ビタミンEの成分の一種です。トウモロコシや大豆などから抽出して作られるほか、化学合成によって作られる場合もあります。
水には溶けず、アルコールやオイルに溶ける性質があるため、バターやお菓子などの油脂を含む食品に使用されています。
トコフェロールが酸化防止剤として使われる場合は、原材料表示に「ビタミンE」もしくは「V.E」と表記されているのでチェックしてみましょう。
含まれる食品例)油脂類、バター、お菓子、サプリメント
カテキン
お茶の成分として有名なカテキンも酸化防止剤のひとつです。ツバキ科チャの茎や葉から、水やエタノールで抽出・精製して作られています。
ビタミンCやビタミンEとの併用によって相乗効果を得られるため、組み合わせて使われることが多いです。
含まれる食品例)食肉加工品、水産加工品、菓子、清涼飲料水
亜硝酸ナトリウム(亜硝酸ソーダ)
亜硝酸ナトリウムは、酸化防止や過発酵防止のため、昔からよくワインに使用されている添加物です。ワインのほか、ドライフルーツやジュースなどにも使用されています。
含まれる食品例)ワイン、ドライフルーツ、ジュース
添加物:酸化防止剤の安全性は?
酸化防止剤をはじめ食品添加物は、国によって使用基準や使用量が定められ、安全性が確保されているものしか使えません。
たとえば、生涯毎日食べ続けても健康に影響がないとされる「一日摂取許容量(ADI)」は添加物ごとに数値が定められています。
一般に流通している食品は、この一日摂取許容量よりさらに少ない量になるように設定されています。そのため、酸化防止剤が入っているからといって必要以上に不安に思う必要はないでしょう。
パントリー&ラッキーで買える!酸化防止剤 無添加の食品
安全性が確保されているとはいえ「酸化防止剤はできるだけ避けたい」と思う方は多いのではないでしょうか。
ここでは、パントリー&ラッキーで買える酸化防止剤 無添加のおすすめ商品を3つ紹介します。
・たくみ亭 和豚もちぶた煮込み風ハンバーグ
・クッキー チョコ
・香檳烏龍茶(シャンピンウーロン茶)
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酸化防止剤はもちろん、保存料や着色料などの添加物は使用していません。
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ペットボトルのお茶には酸化防止剤としてビタミンCが添加されることが多いですが、パントリー&ラッキーの香檳烏龍茶には使用していません。
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